• 地域医療・在宅診療のスペシャリストをのびのびと学び目指す
  • 「それは専門外です」とは言えないからこそ、学ぶ環境も後押しします
  • 学外研修を中心とした充実のカリキュラム
  • 医療村ではなく社会の中の医療の役割を考えていく

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スタッフ

ご挨拶

バイオサイエンス、ICTの急速な発展により、今まで解明されることのなかった難病のメカニズムが次々に明らかになり、それに比例して医学の専門性も益々進化しています。一方で、初診の段階での見立てが思うにまかせず、治療・ケアが進まないことも多々あると思います。その理由は、同じ病気にかかっても、症状の現れ方、感じ方は人によって様々であり、健康問題が単に最新の科学技術によって証明される生物学的な問題だけではなく、個々の抱える心理学的、社会的問題が複雑に影響しあうからであると解釈されています。 

 

当教室では、健康問題をBio(生物学的)、Psycho(心理学的)、Social(社会的)の三つの側面から検討し、原因臓器に限定されない包括的な切り口からの的確な診断のもとに、その患者さんにとって最適な治療・ケアを選択・実行できる医師の育成を行います。少子高齢化への社会構造の変化、急性期単一疾患から慢性期複数疾患への疾病構造の変化に対応できるよう三つの立ち位置での研鑽を行います。すなわち、大病院にあっては「未だ解決されない健康問題に対する臨床診断医」かつ「全人的医療の教育者」として、中小病院では「地域の急病に対応し、緩和医療も行える病院総合医」として、市中にあっては「見立てのしっかりした寄り添える家庭医」として、働く場所に応じて求められる医療に柔軟に対応できる医師こそが、当教室が目指す「総合診療医」像です。「臓器横断的な症候学」「医療面接から得られる病気の分析方略」「診断推論の技術」の修練、院内外での看護師、薬剤師、栄養士、理学/作業療法士、ソーシャルワーカー、ケアマネージャーなど他職種連携、病病連携、病診連携。これらの実践を通じ患者さんにとっての最も適切な対応を行う方法論を学んでいきます。このため、横浜市内、神奈川県内の多くの病院、診療所と連携し「待ったなし」の臨床の場を提供しています。各医療施設間での指導内容がバラつかないよう指導医間の連携、fucuty developmentも定期的に行います。

 

 また、こうした臨床の過程で生まれた疑問を「臨床研究」として立ち上げ、より深く考察し、社会に貢献していくのも大学総合診療部門の役割と考えています。

 

複雑化した現代の病理に立ち向かえる「総合診療医」を共に目指しましょう!

 

                                         教授 太田 光泰